ゲームのルールと流れ
生息地の情報
まず、文献の中に生息地の手がかりがどのように書いてあるかを説明しましょう。
マップには5種類の地域が存在します。
森林 | 砂漠 | 水辺 | 沼地 | 山岳 |
★この5つの地域から指定の2つのどちらか
例:森林か砂漠、砂漠か水辺、砂漠か山岳 など
★この5つの地域から1マス以内
例:森林から1マス以内、沼地から1マス以内 など
↑の写真のように地域の周囲に赤い線で囲われている部分がありますが、そこは『ワシの縄張り』となります。
同様に黒い線で囲われている部分は『クマの縄張り』となります。
★巨石、廃墟、ワシの縄張り、クマの縄張りから2マス以内
例:巨石から2マス以内、ワシの縄張りから2マス以内
★指定の色の建造物(巨石&廃墟)から3マス以内
例:青い建造物から3マス以内、白い建造物から3マス以内
以上の手がかりのいずれかを各プレイヤーが持っていることになります。
ゲームの流れ
まず、各プレイヤーは自分の文献の生息地情報を把握しましょう。
今回は↓のマップで3人でプレイしているとイメージしてください。
文献は
αの17、βの49、δの56となります。
本当はこの段階で全員の手がかりは知り得ませんが、今回は説明なので全員の所持してる手がかりを公表してしまいましょう。
α17:ワシの縄張りから2マス以内
β49:山岳から1マス以内
δ56:白の建造物から3マス以内
以上をそれぞれが持っていると思って以下を見て下さい。
α→β→δの順でプレイをします。
まずはスタートプレイヤーのαからキューブを置いていきます。
キューブを置く場所は、そのプレイヤーが持っている手がかりではそのマスが未確認動物が生息する事ができないという事を意味します。
αのプレイヤーはワシの縄張りから2マス以内以外にはキューブを置くことになりますね。
1手目で他のプレイヤーから見れば、αのプレイヤーの手がかりは
・「砂漠」ではない
・「熊の生息地から2マス以内」ではない
・「動物の生息地から1マス以内」ではない
・「山岳から1マス以内」ではない
以上の4つが分かります。
このようにキューブ1つからでも手がかりの情報が分かってくるので、これを基に手がかりを推測しましょう。
αのプレイヤーはキューブを置いたので、次はβのプレイヤーがキューブを置きます。
βのプレイヤーの手がかりは「山岳から1マス以内」なのでそれを避けて右上の沼地にキューブを置きました。
このようにして各プレイヤーが2周、キューブを配置します。
2周キューブを配置し終われば、そこからは手番のプレイヤーは質問をしていきます。
ポーン駒を任意のマスに置いて、いずれか1名のプレイヤーに「ここに未確認生物は生息できますか?」と聞くことができます。
αのプレイヤーからβのプレイヤーに「ここに未確認生物は生息できますか?」と聞きました。
βのプレイヤーは「山岳から1マス以内」には生息出来るという手がかりを持っているので「生息できる」という意味のディスクのコマを配置する事になります。
これでまた、βのプレイヤーの手がかりの情報が増えました。これでαの手番は終了です。
次にβの手番です。
βからαに「ここに未確認生物は生息できますか?」と聞きました。
βは「白の建造物から3マス以内」の手がかりを持っているので、自分の手がかりの範囲の中で他プレイヤーの生存できる情報が分かればかなり有利になります。
逆に質問の意図を読まれてしまうと、自分の手がかりを推測されるリスクももちろんありますが・・・
残念ながら、αの手がかりは「ワシの生息地から2マス以内」なので今回は生息できないマスとなるのでαはキューブを置きます。手番プレイヤーは、質問の答えがキューブだった場合は自分のキューブも1つ置かなくてはなりません。
このようにして手番プレイヤーは自分の手がかりがバレないようにしながら、他のプレイヤーの手がかりを推測していきます。
何周か手番をプレイし、αのプレイヤーが全員の手がかりを特定して未確認生物の生息地が分かったとします。
その場合は手番に自分のディスクと共にポーン駒を配置します。
ポーン駒とディスクが一緒に置かれた場合は、次の手番プレイヤーから順に生存できるならディスクの上にディスクを重ねていきます。
もし、その場所が生存できなければ前の手番のプレイヤーがディスクを置いた上にキューブを置きましょう。
今回のチャレンジは全員の手がかりと一致していたため、成功となりαのプレイヤーの勝利となりました!
実はここまでは初級編!?上級も存在!
読んできた皆さん、ちょっと疲れたんじゃないですか?「めっちゃ頭使うやん!」って思われると思いますが、やってみれば慣れてくるとここまで説明してきたレベルではすぐゲームが終わってしまったりするようになってきてしまいます。
でも実はここからがクリプティッドの本番!上級ゲームがあるんです!(って言うか上級ゲームのカードの方が多い)
何が変わるのかと言うと・・・
建造物に黒が追加されるのがまず一つ。
一番大きな変化は「ではない」という条件が全てに追加されるという事!
例えば「砂漠と森林ではない」という条件が紛れてくるんです。「クマの縄張りから2マス以内ではない」とか言われたらもうディスク祭り開催ですよ!
ボードゲーマーからの評価も高く、ボードゲームに慣れてない友人からの評判もとても良かったので是非一度遊んでみて下さいね!